毎年恒例の伊勢神宮参拝。仕事でも介護でもなく、久し振りに遊びでの遠出。
今年は、三重県のお友達に教えてもらった赤福・五十鈴川店で限定販売される「野遊び餅」を買いに行きました。
こちらを買うためにはこんな行列に並びます。私は初めて知りましたが、みなさんよくご存じなんですね。
販売時間は12時30分からで数量限定。なので、外宮から内宮へ行く間に買う必要が・・・本当はお参り完了してから買いたいけど、限定優先。
伊勢神宮の空気はクリアで、木洩れ日も優しいです。
普段、仕事以外は高齢者同伴が常の私は細部にわたってアンテナを立てる必要が伴います。
例えば、足元の段差、階段の有無や高さ、手すりがあるかどうか、エレベーター位置、駐車場から目的地までの距離、トイレの位置、和洋のスタイル、車のドアの開閉タイミング、食事等いろいろ。
最大3人の高齢者を連れているときは、誰の手を持っていいのか場面場面での判断が必要で、3人の歩く先の足元をチェックをするのも見落としもあり、冷っとする時がままあります。
とはいえ、常に神経を配ることに慣れているので日々負担を感じているわけでもないのですが、
こうやって、そんなことをしなくて良い日に出くわすと、自分のペースで自分のことだけ考えていればよい楽さに驚きます。
勝手に好きなところを歩いていいし、2人の足元の注意もいらないし、ハンターのようにトイレを探す必要もない。
あ~なんて楽なんだろうと思う時、普段のピリピリ具合に気がつきます。
こんな風に、もう慣れてしまっていること、当たり前になっていること、大丈夫だと思っていること。
本当は、しんどいのかもしれません。
意に添わないのかもしれません。
大丈夫じゃなく限界なのかもしれません。
前に書いたカエルの話と同じです。
常温からカエルをゆでると、かなり高温になるまで気が付かないと。
気が付いた時にはやけどしてしまっているという話。
低温やけどみたいなものかもしれません。
個人セッションでときどきでるテーマでもありますが、
夫はこんな人だから慣れていると言いつつ、本当はもう限界な方、
自分のやりたいことはやれているから幸せと言いつつ、今死んだら後悔すると即答する方、
もしかすると、私の例に近いのかもしれません。
放り出すことはできなくても、たまにお休みするとか、
諦めずにトライしてみるって、得るものがあるような気がします。
そうすると、普段、添乗員に間違えられることが多々ある私も、こんな無防備な顔をすることになる日を過ごせるのかもしれません↓
笑顔筋トレーナーで、「ポカン顔撲滅」にガンバルさくらさんに叱られそうと思いながらのアップです(笑)
怒られたくないので書いておきます。これは驚きの発見があって開いた口で、このままの口で歩いていたわけではありません。あしからず。