街で見かけたクリスマスツリー。
木にはまったく飾り物がなく、こんな感じで木の足元だけに飾り物が・・・初めて見たパターンですが、ちょっと足を止めました。
今日は「今のままで良いこともある」ってお話です。
私は人生を180°好転させるお手伝いをしているけど、変わることがすべてと思っているわけではありません。
「今のままで良い」ってこともたくさんあります。
ときどき、上を目指してしんどくなったり、やめようかな~なんて思うことがあります。
例えば、すっごく素敵なサロンを見たとき、うちくらいで人を呼んでいいんだろうかと思うこともあります。とても美しい盛り付けの料理を見たとき、私の料理くらいで人に出して恥ずかしいと思うこともあります。
でも、私の知っている「自宅サロン」の話をさせてください。ま、サロンって言っても人によって定義が違うので微妙ですが、店というか、家というか。
その人たちの「自宅サロン」は正直に言うと「おしゃれ」でも「キレイ」でもありません。はっきり言うと、オシャレさのかけらもありません。何人か知っていますが、昭和の香りがする生活感にあふれるサロンです。
でも、それがとっても心地よいのです。今どき冬は凍えそうな和式トイレだったり、壁にへんてこな飾りがついていたりと悪口を言おうと思ったら山ほど指摘ポイントはありますが、そのどれもが不思議と心地よいのです。
落ち着くことはもちろん、オーナーさんが「この場所を愛している」という空気が、センスの悪さを温かみに変えてくれるんです。
笑ってしまうようなオブジェも、この人らしいなっと安心感を覚えます。
時間が経つのも忘れ、その空間、そこでの会話が心と体に染み入ります。
自分ならここには人を呼ばないと思う空間でも、また行きたいと思うのです。
でも、仮に私がその場所のオーナーで、「こんなところで恥ずかしい」とか、「ここしかないからしょうがない」など思っていたら、きっと誰からも愛されない場所になると思います。
だから、一般の基準に合わせなくてもいいんです。
自分が好きなら、無理をしなくても良いと思います。
自分の最大限できる範囲で頑張れば、それを認めてくれたり、好きになってくれる人が集まると思います。
今、「自分はまだまだ」とか「こんなところじゃいやだ」と高いところに目標を置いて、そのために立ち止まっている人がいたら、ちょっとこの話を考えてみてほしいと思います。