昨日はセラピストを目指している方に「セラピー」の実践練習を受けて頂いていました。
具体的に言うと、私がクライアント役をして、私自身の課題やよくある悩みの代表例を使ってロールプレイングして頂きます。
実践練習が大事な理由は、セラピーの手法をたくさん覚えても、実際にクライアントとセッションをしなくては十人十色の悩みに対応することができないからです。
テニスに例えると、基本のフォームを一通り覚えても、実際に誰かとプレイをしてみないと上達しないのと同じです。
今日は私に「気になる思考」があったので、自分自身のことをテーマに練習してもらいました。
すると、あることに気が進まない理由が、もう十年以上前に出会ったある人とのやり取りが原因であることがわかりました。
基本、私のセッションは原因を追究しないで無意識レベルで解消するという方法ですが、今日の方法では自然に「ボン」っと原因が飛び出してきたのです。自分でもびっくり。「え??あんな昔のことがこんなに引っかかってたなんて!」と鳥肌立ちました。
無意識は過去にも未来にも指令を出すと飛んでいけるので、その方法を使うと、当時の私は号泣中で、なかなか泣き止んでくれません。
確かに当時もショックで悲しい思いをしましたが、十年以上経った今もそのショックが癒されておらず、しかも、今の私の行動や思考に制限をつけていたことには驚きました。
こんな場合は、過去に傷ついた私を慰める、話を聞いてあげる、希望を聞いてあげるが解消法になるのですが、過去の私はとにかく号泣しており、なかなか元気になってくれません。実際には当時の私は泣くことはなく、悲しい気持ちと裏切られたように思う気持ちを持っているだけでした。
意外にも、無意識レベルでは、いい歳をした私が号泣するくらいショックだったのだと思いました。
この解消法は、過去の私を泣きたいだけ泣かせ、こうしてほしいという希望を聞きました。セッションを受けて頂いていない方には理解しづらいと思いますが、ある方法を使うと、過去の私がかなり具体的に、今の私には想像がつかない希望やアイデアを教えてくれます。
過去の私はしばらく号泣した後、しくしく泣きに変わり、もう少し経つと大きさがかなり小さくなり、今は私の肩の上で足をブラブラさせて楽しそうに笑っています。なんだかホッとしていて、無邪気な笑顔を見せています。
結果、私が「それはしたくない!キライだ!」と制限を持っていたことが何の抵抗もなくなり今は「やってみよう」と思えています。
このセッションの練習を通して、無意識はなんでも知っているなということと、私はそんなに傷ついてたんだという驚きと、自分の感情はムリに折り合いをつけず尊重することが大事なんだと実感した次第です。
これを書いている今も私の左肩には「過去の私」が座っています。今日はいつもよりゆっくり眠れそうです。
セラピストになって実践してくれた〇〇さんは体調万全でない中、長時間頑張って複数の悩みやテーマを解決に導いてくれました。
前回よりものすごくレベルアップしていて、いつもシビアに評価する私が120点の文句なしセッションでした。
近い将来、この方が誰かの人生を豊かにするお手伝いをされるかと思うと嬉しいです。
セラピーってやっぱり人生を好転させると思います。
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