夏の脳活薬膳ランチョン無事に開催できました【脳活　薬膳　大阪】

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2018

30Jul

夏の脳活薬膳ランチョン無事に開催できました【脳活　薬膳　大阪】

脳活薬膳ランチョン

今日は夏の脳活薬膳ランチョンを開催しました。台風が近づいていたので心配しましたが皆さんが安全にお越し、お帰り頂けてホッとしました。

私の仕事は脳力を使って欲しいものを手に入れて頂くお手伝いですが、夢に向かう気力・体力は食事からも補えるし、人間関係も豊かにするのでモタモタしながらやっています。

私が食事療法にこだわりだしたのは母がガンを患い、手術以外の選択肢がないかを探し歩いた時からでした。

当時、代替療法という言葉が出始めた頃で、「特定の野菜しか食べない」「野菜ジュースしか飲まない」という極端なものしか選択肢がありませんでした。

しかし、抗がん治療をしないですむならと提案したところ、母の答えは「そんなことまでして長く生きても幸せじゃない」でした。

私は悩みましたが、「人には人の幸せがある」「自分の人生なので自分が決めるしかない」という答えに落ち着き、そんな母でもできそうな食事療法を探して歩きました。体に良い食事を意識した最初のきっかけです。

次には、自分が原因のわからならい体調不良になったときでした。2年ほどかかりましたが、ほぼ食事が摂れなくなったのです。量で言うと、外食なら小さなプレートにのった前菜3種盛りの2個目の途中で断念、、、みたいな感じでした。最初は食べれる気がしてオーダーするのに、ある時突然「もう無理！」となるのです。

自分がそこで食べるのを止めれば困らないのですが、困ったのは人との「コミュニケーション」に影響が出ることでした。

まず、人と外食ができません。誰かと食事に行って、コースの前菜で食べられないとなると、相手の方の料理もストップします。もちろん会話もストップです。私は構わないから相手の方のコースを進めてくれと言っても、食べない私を前に食べ続ける相手は楽しさ半減です。お店の方には「お口に合いませんでしたか」の心配を何度もされ体調不良と言っても帰りに平身低頭謝られる居心地の悪さ。

また、仕事関係の方との食事も決まった時から憂鬱極まりないものでした。

友達じゃないから、食事中私が食べなくなるのは仕事の話が止まることにもなるのです。私も「店の中で吐いてしまったらどうしよう」という恐怖でその場にいるのが本当に辛かったです。

当時、佐藤富雄先生の仕事を手伝っていた時期でもあり、たくさんの方の前で司会進行するお役目もありました。話している途中、私が倒れたらどうしようという不安と恐怖が朝から仕事が終わるまでつきまといました。

だんだん痩せていく私を見て、「食べないからダメなんだ」というアドバイスに「食べれたら食べてるわ！」と心の中で反論していました。枝のようになっていく自分の両手と、日々とがっていく顔を鏡で見て、「私、死ぬかも・・・」と思ったこともありました。

どこが痛いというわけでもないのに、日々やってくる食事時間の不安と恐怖で「幸福感ゼロ」の毎日でした。

その経験から「夢」や「幸せ」は健康がベースにあると思い、幸せのお手伝いに食事を加えることにしました。

カラダに良い食事をする、食空間を楽しくする、そんなことが幸せに直結すると思うからです。皆さんが言ってくださる料理が得意とか、料理が好きというわけでなく申し訳ないのですが（苦笑）

そんなわけで、今日は今年の酷暑をどう乗り切って頂くかをポイントに。暑さに負けて未来を描けないっとなってはもったいないですから。

この夏ご紹介した料理は、上の写真にチラリとうつる「メロンと新生姜のマリネ」メロンをデザートじゃなくオードブルにします。

下の写真は夏の定番スープ「ガスパチョ」

今日は生のトマトが苦手な方がお越しなので、スイカとビーツを入れてトマトの味を消しました。トマトは「医者いらず」と呼ばれる夏には摂りたい食材なので召し上がって頂きたくて。

写真の野菜はイタリア風のマリネにしました。ゴーヤは油で揚げると苦味がやわらいでワタも種もまるごと食べられます。

下の写真は春の薬膳でも別のアレンジで用意したビーツ料理。食べる輸血なのでみつけたら買っています。この毒々しい色が魅力。

下の写真は夏に我が家に来たら強制のように食べさせられる新生姜がガッツリ食べられるしゃぶしゃぶサラダ。今年はより一層ドレッシングに薬膳色を出しました。

今回のしめはジェノベーゼ素麺。薬膳色を出したくクコの実ドレッシングをアクセントにしました。（くるみ、トッピングに使うの失念・・・汗）

デザートはライムをきかせてアイスクリームを作りました。作りましたって混ぜて冷凍庫にほうりこむだけだけど。添えたジュレは、冷蔵庫にいつもキープしているプルーンの赤ワイン漬け。赤ワインを煮切り、プルーンをつけとくだけでプルーンが美味しくなり、安物の赤ワインでもいい仕事するんです。これをジュースにも、お肉のソースにも、ゼリーにもして養生しています。