羽付き餃子を一度失敗してから、なかなか羽をつける気にならない。
が、最近私は失敗を恐れないでトライしましょうというメッセージが来ている気がしてならない。
失敗を恐れて前進しないことで、何か損をしているような気にもなる。
トライしないことで、見ていない世界があるような気もしたりする。
それで思い出すのが山咲千里さん。
もうガッツリ昭和生まれの方しかわかってもらえないだろうけど、
堀ちえみさん主演の「スチュワーデス物語」に出ていた女優さんだ。
一時期はファッションリーダー的な感じの時もあり、美意識高い系の女子に愛されていた。
そんなこと書くと、トークショーに行ったと言いにくくなるが、
これまた美意識高い系のかわいい後輩ちゃんに誘ってもらってイソイソ出かけたトークショー。
千里さまがそこで仰ったのが「限界メイク」のすすめ。
意味は、一度、これでもか!っていうくらい濃いメイクをやってみるということ。
濃さのレベルは、ドラッグクイーン的な感じまで。
限界メイクを一度体験すると、実際にはそんな顔で外出はできないけれど、
どこの部分をどうすれば自分がより美しく見えるかがわかるという内容だ。
当時、自宅に帰った私は早速やってみた。もうアイラインなんて2センチくらい描いてみた。まるでお化け。
でも途中でこんな瞬間があった。。。私、こんな目の大きさだったらかわいいかも。。。
結局、それに近づけることも、努力することもなく一瞬のいい夢で終わったけど、
限界メイクの体験は、何かのプラスにはなっている気がする。
メイク続きでいうなら、マスカラの塗り方だ。
私のまつげは気の毒なくらい短い。そして少ない。しかもまぶたが越境してくるのでさらに短く見える残念な悪循環。
なのでメイクの先生が提案してくれた。
上を頑張るより、下のまつげにマスカラを。
でも、これまた短く少ない状態なのでマスカラを塗るのも至難の業だ。
モタモタしていると先生が言ってくれた。
皮膚についても綿棒で取ったらいいだけですよ。綿棒で取ること前提で付けてください。
そ、そんな大胆な発想私にはなかった。
やってみると、綿棒の偉大さに気づくし、まるでアイラインを引いたような仕事までしてくれる。
肌につかないようにおどおどすることもなく、大胆にビュンっと付けられるようになったので時短にもなっている。
今日も、新しいことにトライした。
前髪、自分で切ってやった。
そんなこと、人生で初めて。
だって、髪の毛はプロに、髪の毛専用のはさみで切らなければならないと信じていたから。
そんな私に最近「自分で髪の毛を切った」「はさみなんて文房具用で大丈夫」という人がいた。
私は、すっごいこの人!っと驚いたが、彼女の言葉が心に残っていた。
今朝、いつものように髪を乾かすと「この角度の分け目がいいんじゃないか!」と思う位置を見つけた。
でもそれを優先すると前髪がこれまた昭和のアイドル「チェッカーズ」みたいになったので・・・
目の前にあったはさみでブチっと切ってやった。
やってみると案外楽しくなり、ブチブチ切ってしまった。
ちょっと慣れないけど、自分でやったにしては気にいっている。
で、気をよくしたので、夕方、くせ毛でピンっとはねている毛もブチブチ切ってしまった。毛先、痛むだろうなと思いつつ。。。
美容院で絶望されるだろうなと思いつつ、ま、いいやっと苦笑い。
考えてみたら、取り返しのつかないことってあんまりない。
やっちまったは結構あるけど、心のことをわかってもらうための具体例になることが多い。
私の失敗はネタになる。
これって、芸人さんと同じ発想なのだろうか。。。微妙。。。
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