このカレーの写真。
一人くらいは「いい感じだ」と言ってくれるかもしれないですよね。
でも、私が感じたホントのこというと、
ピンボケだし、小物の配置悪いし、盛り付けも残念です。
こんな風に、私は欠けているを探すことが得意です。
人のことだって、重箱の隅をつつくようなこと言うのは得意です。
ただ、この欠けているを探すと、終わりのない旅に出ることになります。
「満足」と言うものに近づいてもヒョイっと風船のように先に行ってしまう。
人間、そんなに強くないのでやってもやっても欠けが目に付くと、
「自分には向いていない」「才能がない」という便利な理由をみつけてやめようとします。
そして、次はもっと自分ができそうな新しいことに手を出します。
でも、考え方が同じだから、また新しい道でも欠けを探してしまう。
そして、あちこちで挫折や敗北感を味わい、
自分は能力や価値がない人間だと思ってしまう。
反対に、ちょっとしたことで「私スゴイ!」という人がいます。
え、、、これがご自慢??と思うも
本人はすこぶる楽しそう。
楽しいから続ける。
人に否定されてもめげない。
先輩からの意見も「アイツは見る目がない」「何をエラそうに」と元気に反論している。
この結果がどうなるかは別として、楽しそうなことは間違いない。
楽しそうな人といるとこちらも楽しくなる。
これでいいんだ~と思うことがあります。
これって、語学はできないけど勢いで乗り切るって人にも感じることがあります。
同僚が海外に赴任が決まった時の話です。
Aさんは国立の外大を出た人でした。もちろん、赴任先の言語が専門でした。
Bさんは大学を出たのかどうかという感じ。赴任先の言語どころか英語も話せない人でした。
ですが、休暇に自分の運転でヨーロッパ巡りをし、たくさんの友達を作って帰ってきたのはBさんでした。
Bさんにはラテン系気質と「同じ人間だから身振りで伝わる!」という思い込みがありました。
身振りだけで友達を作るなんて私には考えられないことでしたが、
毎日自分にOKを出し、楽しく生きるBさんにはカンタンなことみたいでした。
最近、有名な料理学校を出たけど料理を仕事にできないと嘆く人に会いました。
その人は料理を仕事にするために海外料理留学を考えていると言いました。
が、私の知っている料理を仕事にしている人は、
料理学校も出ていないただの美味しいものが好きな一般人です。
でも、自分の作る料理に自信を持っています。
美味しくないと言われても、「あなたの口に合わないだけ」という感じでへこみ知らず。
私なら地の果てまで落ち込んで、もう二度と人に料理を出したりなんかしない!と誓ってしまいそうです。
いろんな例を書きましたが、
ようは、自分のやっていることに、今の自分にOKを出しませんかという話です。
ま、一番自分自身に言ってるんですけどね。
私も!と言う方は、昔のCMのフレーズ。
「一日一善」ならぬ「一日一誉」から始めてみませんか?