前回のブログに、私があれよあれよという間にフランス語のプライベートレッスンを始めることになった話を書きました。
思いがけずこんな流れになったのは、引き上げ力の高い先生との出会いに他なりません。
私はこの話を思い浮かべながら、懐かしい感覚を思い出しました。
それは、私が12歳の時の話です。
私はとある理由から、当時は学年で3人くらいしかいなかった「私立中学受験」を志しました。
当時の小学校は公立ありきの時代で、私学に行く、なんてことは世間的には珍しく、小学校的には迷惑な話のようでした。
が、私は絶対に私学に行きたかったので中学受験専門の家庭教師派遣所に相談することになりました。
そこでやってきたのが進路相談員のような方でした。
人生で初めて見る「やり手」感満載のメガネをかけたおばさん(きっと30代くらだったのだろうけど)は小学生の私にも只者でない感じが伝わりました。
キリリとしたおばさんはお茶を飲むとすぐに、私にどの学校に行きたいのかを聞きました。
私はとにかく私学に行きたいという気持ちしかなかったので、上から数えて4、5番目くらいの学校を受験したいと言いました。
するとおばさんは私を一喝。
「そんな4、5番を目指してどうするんですか?!わざわざ受験する意味がありません。目指すなら1番を目指しましょう!」
とぴしゃりと言い、偏差値がズラリと並ぶリストを見て、1番はここです。なので、まずはここを志望校にいたしましょうと勝手に決定。
私はびっくり中のびっくり。私の成績では無理だし、時間がないしと母と二人で必死で無理なことを言ったのですが、、、おばさんそんなの気にせずにこういいました。
「4、5番を目指して勉強したら6番手の学校になるかもしれないけど、1番を目指して勉強すれば3番手には余裕で合格できますから」
今、こうして書くとなんとも乱暴で根拠のない意見に思えるけど、当時の私は「そうなんだ~」と思い、次の日、一人で電車に乗って入学願書をもらいに行きました。
私には普通のことでしたが、勝手に願書をもらいに行ってきた私にびっくりした母は、「不合格でもやるだけやれば本人も満足だろう」と家庭教師の先生を頼んでくれました。
その後は、泣ぎながら勉強したり、不合格になったらどうしようという不安と闘いながら短い受験生活を乗り越え志望校に合格することができました。
もし、高いハードルを決めたあのおばさんに出会ってなかったら、私の人生は間違えなく変わっていたと思います。
今回のフランス語の先生も、強い引き上げ力を感じるお方。あ、そういえばメガネをかけておられます(笑)とっても優しい先生ですが、今思うとあの方に似てるかもしれません。
人との出会いって本当に大事ですよね。
背中を押す人と、引き上げてくれる人、タイプは違えど人生のある場面では必要ですよね。
yamashita yuri 情報
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