甘いものがやめられない。
大量の砂糖を摂ってしまう。
疲れたら甘いものが欲しくなる。
こんなお悩みをいただきました。
たまたま私の叔母の糖尿病が発覚したところで、「どうしてお菓子をやめることがそんなに辛いんだろう」と思っていたのでこの話題を書いてみます。
まず、世の中には甘いものが溢れています。
カフェのメニュー、百貨店のお菓子売り場、砂糖の入っていないものを探すほうが至難の業です。
私は基本、甘いものが好きではないので「甘くないもの」を探すことが本当に大変だと実感しています。
そのくらい、世間の皆様は甘いものが好きなのだと思います。
叔母の糖尿病も、「病気が治るなら甘いものをやめたらいいだけじゃないか。」と私は思うのですが、甘いもの好きな叔母は「死の宣告」をされたかのように絶望しています。
食べるものを制限することは多くの人にとって大変なことなのだと実感です。
そこでまず言いたいのは、
「砂糖には中毒性」がある
ということです。
つまり、広い意味で言えば、アルコール中毒などと同じです。
やめたいけど、やめられない。
ちょっと前から話題になっている元アイドルの方も、意思が弱いとかではなく脳内の仕組みでやめられなくなっているのだと思います。
話は砂糖に戻って、甘いものが好きな方にはピンとこないかもしれませんが、甘いものが好きでない私はその中毒性を自分の体で実感しています。
具体的には、お付き合いなどで甘いものが続いたとき、自分一人になった時でさえ、普段は全く思わない「砂糖入りの」飲み物をオーダーしたくなります。「ケーキが食べたい・・・」など思うのです。
そして、実際に頼んでしまう。しかも次の日も食べたくなる。いつもは知らん顔をしている仏壇のお菓子に手が伸びる。
で、これを1週間くらい続けると体がだる~くなってきます。熱っぽくもなります。次に冷えてきます。で、風邪ひきます。おなか壊します。という連鎖を何度か体験しています。
まずは、常に甘いものが欲しいという方は「自分は中毒になっている」と思ってみるだけでも手が伸びにくいかもしれません。
次に、よくある
「疲れたら甘いものが欲しくなる」
これ脳の誤作動です。
「疲れた時に甘いものを食べると元気になる」これも錯覚です。
この反応の仕組みはネットで調べるとたくさんの専門家が語っているので読んでみてください。
ついでに砂糖協会みたいなところの情報も読んでみてください。
同じ「疲れたら砂糖が欲しくなる」という現象を肯定的に書かれています。
立場によって同じ現象でもこんな風に解説の仕方が違うんだなと勉強になります。
ちなみに、医学的な情報でも「あれは間違いだった」とのちに証明されることがあるので、どの情報も鵜吞みにせず、自分の体で感じることを優先するほうが私はいいかな~っと思っています。よくある「サプリメントは効果ありますか?」という質問についてもこれと同じ。
サプリメントやさんは効果があるといい、多くのクリニックは「効果がない」といいます。
で、私の本業の話に入っていきます↓
私のカウンセリング経験からいうと、
●●がやめられないはほぼ心の問題から来ています。
砂糖だけでなく、食べ過ぎるもあります。
「大量に食べてしまう」
という方の多くが、本当に空腹で食べてしまうのではありません。
実際は、そんなにおなかはすいていないといいます。
前出の私の叔母も、「口がさみしいから食べる」といいます。
私には「口がさみしい」という日本語が理解できません。おなかがすいているか、すいていないかしかないからです。
人間は「足りない」を感じると「入れたく」なります。
感情に満たされないものがあるとき、ぽっかり空いた心の穴を手近な「食べ物」で埋めようとします。
食べ過ぎを治したいと来てくれる人に、心の不満をなくすことを提案すると「そんなことしに来たんじゃない」というお顔をされますが、そこを受け入れた方は確実に少食になっていきます。そして、手に入らないものを食事でうめていたことを実感されることになります。
思い当たる方は、一度、「不足」や「不満」を心にもっていないか、確認してみてください。
ここでは個々の悩みの対策はかけないのでこの辺にしますね。
で、じゃあどうするんだ!と言われそうなので
お試しいただきたい対策
を書いていきます。
①砂糖は中毒性がある。この私の食べたい欲は中毒なのだ。アル中と同じなのだっと思ってみる。
私は「こうありたい自分」が大事なので、こんな嬉しくない自己認識には敏感に反応しますから私のような方には効果があると思います。
実際、「う、ちょっと欲しいかも・・・」とよろしくない欲望がわくときも、「こんなことを欲しがるのは私の美学にない」と思うと欲しくなくなります。それですそれ。そんな感じ。(あ、こんなことを書くとまたストイックと誤解される・・・笑)
②フルーツで甘みを補充する
フルーツも果糖はありますが、あまり栄養のないお菓子よりも栄養素はもっています。激甘フルーツもありますよね。私なんか、甘くて喉痛いって思うときあります。
③食事の量を減らして回数を増やす
まめに食事をとることで血糖値の上昇をコントロールして脳をクールダウンさせる方法です
④高級チョコレートしか食べないと決める
手頃な価格のお菓子は大量に変えても、高級チョコは同じようには買えないと思います。
1個800円くらいのチョコありますよね?あれを1日のどこかでご褒美としておいしいお茶と一緒にゆっくり味わう。
もしかしたら少量で満足するかもしれません。
⑤食べる日を減らす
毎日食べていることを1日おきにする。中毒性ですから、頻度を少なくして毒性を抜くんです。
逆のことで言うと、私は砂糖入りの紅茶を飲んだ時、自分で飲むときも砂糖を入れるようになったことがありました。すると、初日は少しなのに、数日後には数倍の量を入れるようになっていました。ところがお茶を飲む時間がない日々が続いたとき、前に愛飲していたドリンクが「わ!甘い!こんなの飲めない!」と秒速で思ったのです。
これって、砂糖が体から抜けたんだと実感した瞬間でした。
⑥ビタミン剤を飲む
以前、内科のドクターに「最近、普段はいらない砂糖が恋しくなるんです」と相談したときに、こんな風に言われました。
ビタミン不足でもそうなりますよ。
私はビタミン剤を処方され3日ほど続けたら砂糖はいらない派に戻っていました。
調べると、ビタミン以外にも亜鉛などを摂るとよいという情報もあります。ビタミン剤は手軽に手に入るので試してもいいかもですよね。
⑦スパイスを利用する
スパイスには脳が甘いものを食べたときの反応を起こすと聞いたことがあります。
スパイスの多くは血行を良くし気を流します。ストレスは気の滞りですから、気が流れると気分もよくなり甘いものがいらなくなるかもしれません。
確かに、バニラビーンズは甘い香りがするからそれだけで甘く感じますし、
デザートを作って物足りないとき私はシナモンをかけると納得します。
ぜひ、お気に入りスパイスを見つける旅に出てください。(スパイスカレー模索中らしい私の呼びかけ・・・笑)
⑧たっぷり寝る
睡眠不足は脳が甘いものを欲する状態を引き起こすという説があります。
早く寝ることを心掛けてください。
⑨心に聞く
砂糖が必要になったとき、「私は本当は何が欲しいのだろう」と考えてみてください。
本当に欲しいものがわかり、それを手に入れたいと脳が気づくと、砂糖は必要なくなるかもしれません。
⑩添加物をたくさん摂っていないかチェックする
砂糖同様、添加物にも中毒性があるものがあります。
もしかすると、添加物中毒かもしれないのでチェックする価値はあるかもです。
⑪自分でお菓子を作る
お菓子作り、やってみると驚きます。
膨大な量の砂糖を使います。
以前、フレンチを習いに行っていたとき、デザートのレッスンもあったのですが、初めてみてびっくりしました。
砂糖を袋からダーーーーーーっと出すのです。平気で200グラムとか使います。
「そんなに入れるんですか?」って聞いたらシェフの機嫌がいっきに悪くなり、
「別に減らしてもいいけど、美味しくないで」とにらまれました(恐)
結果、完成品を食べたときに私は思ったのです。「そんなに甘くない・・・美味しい」と。
でも、砂糖を減らしたい私は家に帰って砂糖の量を減らして作ってみたのです。同じお菓子を。
結果は惨敗、本当においしくなかったです。まさに砂糖マジック。驚きました。
そこで、一度自分でお菓子を作り、いかに自分が大量の砂糖を摂っているか目で見て思い知る作戦(笑)
歯医者さんの受付でもポスターをご覧になったことないですか?
有名どろこのドリンクの横に含まれている角砂糖を並べる写真です。コーラとか午後の紅茶とかはちみつレモンとか、飲んだことあるドリンクの、そんな激甘と思っていないドリンクの砂糖が入っている量に驚きます。私はあれを見てやめた飲み物ありますよ。
「見えていない」砂糖入っているな~より、「視覚で知る」砂糖入っているなって心への響き方が違うと思います。
最後に
ここまでで11個書きました。今日思いつく限界です(笑)
質問主のお顔を浮かべて書きましたが、どれか響くものがありますかね?
確かに、砂糖の魅力は私にもわかります。
お菓子はかわいいビジュアルが多いです。
お菓子を食べるときの多くは幸せな場面があるでしょう。
「死にたい・・・」など思うとき、お菓子食べようとは思わないでしょう。
ケーキがある食卓も幸せ感があるでしょう。つけものがあっても幸せ感って少ないでしょうし。
ですが、あなたが今、砂糖を摂ることがいけないと思うなら、ぜひ、何か行動を変えてみてください。
頑張り屋さんのあなたなら、きっと良いアイデアが浮かぶでしょう。決めたら実践もするでしょう。
急にやめなくてもいいじゃないですか。
ちょっとづつでもやっていきましょう。
きっと理想の自分に近づいていくと思いますよ。
応援しております。
で、これを読んだら早く寝てくださいね!私も寝ます!
yamashita yuri 情報
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