日本人の謙虚さは時に自分をディスカウントすることになる。
ディスカウントって、値引きだ値引き。あの腐りかけの食材に貼られる見切り品シールだ。
振り返ると、私も日々の発言、思考などディスカウントしまくりだ。
人から褒められたとき、受け入れる練習をして早10年。
それでも、まぁ根強くディスカウント癖は完治はしていない。
こんな私の周りにはディスカウント癖のある人がちらほらと。
どうしてそんなに自分を値引くんだろう。。。人のことになるとそう思う。
いったい、自分をディスカウントしてなんの得があるんだろうと考えてみた。
会話のなかでディスカウント中のご本人はもちろん幸せそうじゃないし、褒めたのに拒否られるこっちも幸せな気分にはならないし、もっと言えば、ディスカウントしたご本人は言葉の力で自分の能力をもっと小さくするし、そんな言葉を聞いているこちらも潜在意識の法則でいうと能力が小さくなる可能性大大大。
ふと、昔上司に言われたことを思い出した。
私にアシスタントバイヤーをすっとばしてバイヤーの辞令が出た時だった。
周りにいる人全員が、そんなキャリアじゃないくせにというオーラを出しているように感じた。
嫌味も言われたし、前任者にもなんでアンタごときにと引継ぎの間中言われたし、店舗の中には嫌味だけを電話してくる嫌な奴もいた。
私も当然この人事異例でしょっと思ったけど、私が望んだわけでもないのになぜこんなに嫌な思いをしなくちゃいけないんだとセンシティブになっていた。
ある日その刺激にいたたまれなくなり、意を決して常務に降格してくれとお願いに行ったことがあった。
でも、、、一喝&めんどくさい顔をしてこういった。
なにをしょうむないこというねん!文句言う奴なんかほっとけ!今更降格、刷った名刺代もったいないわ!
あ、、、こんなに悩んで言いに行ったのに相手されず。。。
しょんぼりして席に着くと、前に座るほぼ口をきいたことのない人がこう言ってくれた。
「自分から肩書を下げてくれなんて申し出るな。肩書は人を育てるんだ。だから、今は見合っていなくてもその肩書に人は追いつこうとするもんだから今のまま頑張れ」
私は、思いがけない言葉にじんっときた。
その言葉が腑に落ち、私はその後嫌味を言われてもフンっという顔をして頑張った。
この話も、自分ディスカウントの最たるものである。
人はお金を損するのは嫌がるのに、自分を値引くことは容易くやっている気がする。
こんなの無駄だ。
今度褒められたら「もっと頂戴」って顔をしてやろう(できそうにないけど)
yamashita yuri 情報
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