戸襖の壁紙を変えた和室。壁三面、やっと満足できる状態になりました。
こちらはWALPAさん壁紙コーナー↑
こちらはNOUBSさんに大好きな蝶々でデザインしてもらったファブリック障子↑
話の視点は変わりますが、倉本聰さんのドラマは、使われるセリフが好きです。
高校生の時に見たドラマ「昨日、悲別で」も主人公のなんとも言えない心の声が好きでシナリオ本を買ってまで読むくらい好きでした。
「北の国から」もセリフが好きでした。
時々思い出すのが五郎さんのこのセリフです。
もしもどうしても欲しいものがあったら、自分で工夫してつくっていくんです。
つくるのがどうしても面倒くさかったら、それはたいして欲しくないってことです。
私は何かを作ることは苦手ですが、自分が買うものはたとえスポンジ1個でも気に入ったものが欲しいです。
気に入らないなら買わないし、なくても良いと思うことが多いです。
家の中で目に入るものも、「これなんかヘン」と思うものはクリアにしたいです。(一人暮らしじゃないと完全にはできませんが)
家の中に母が買った私的にはうちには合わないものがありました。最初は母の部屋に置いていたので私に害はなかったのですが、買ってすぐに要らないと言い出し、私が目にする部屋にやってきました。
え・・・不快発生。。。それから見る度に不快。どこに置いても不快。
で、昨日のブログでも図工の神様と思うMacory先生の教え。
「使わないなら処分する。処分しないなら活用する。」
という言葉を思い出し、活用することにしました。
すると、意外にも私の役に立つことがわかりました。
でも、、、やはり見た目が気にいりません。だから私は耐えられません。
で、やっぱりサヨナラしようと思いました。どうせこんなもの安物だろうと思って。
するとふと通販カタログが目に。。。見ると、安物じゃなくびっくり価格。
小市民な私は、一気に捨てるのが惜しくなりました(情けない・・・)
そこで、壁紙がたくさん余っている私は壁紙を貼ってこの安っぽい見た目を隠そう!と思いました。
でも、それには私の苦手な【測る、切る】という作業が伴います。
そこでお顔が浮かんじゃうMacory先生。
私がランチを作る間にお願いと押し付けちゃう。
このカーブは難しいよ~と言いながら、黙々と貼ってくださいました↓
右端の少しだけ見える部分にも貼った方がバランスが良いからと貼ってくださいました。
この微妙なカーブがカットするときにテクニックが必要で、Macory先生、、、新聞紙で型紙をとるところからしてくださる丁寧さ。
この天板だけでも貼ってもらえたらありがたかったのに、いっぱい貼ってくださいました。
というか、押し入れの壁紙が一番このデザインには合うとデザイン段階から考えてくださり、ほんと、きれいにカットして美しく貼ってくださいました。
おかげで見る度に私が感じる嫌悪感、クリアになりました。
五郎さんの教えとはちょっと違うけど、私の中では妥協しないところにシンパシーを感じています。
過去にもMacory先生にはこんな気持ちをたくさん解消して頂きました。
まず、コロナ禍になって必須になったトイレの便座シート。
市販の便座シートホルダーは事務的でフォルムが好きじゃないというと、「クリアファイルある?」と聞いてくださり、持ってきた瞬間にクリアファイルをチョキチョキ。
壁紙の残りと木工用ボンドをお渡しすると、こんな素敵な便座シートカバーを作ってくださいました↓
あるときは、納戸のラックに買ったままの箱に入れて置いてあるカセットコンロを見て、あれ、嫌じゃないの?と聞いてくださり、うんうんっと普段のイヤさを訴えると、、、余っていた壁紙をおもむろに取り出し、私が他の作業をしている間にこんな風にしてくださいました。↓
こうなる前は、段ボールにブルーの文字で「イワタニ・強力カセットコンロ!」などデカデカと文字が書かれてビジュアル悪しだったのに私のお気に入り壁紙を貼ってきれいにしてくださいました。
こんな風にイヤな状態をずっと我慢せず、好きになれるようにアレンジするってとっても大事なことだと思います(自分でやってないことばっかり書いているけど・・・汗)
日常の不快を快に変えると、やっぱりHAPPYなことってやってくるように思います。結構すぐに!
人は痛みでも悩みでも慣れる力を持っている生き物ですが、そこは慣れずに、改革主義で行きたいな~と思う私です。
皆さんはいかがですか?
最後になりましたが、大人にはいろんな感情や考え方があることを教えてくれた五郎さん、田中邦衛さんのご冥福をお祈りいたします。