決断とは決めて断つことだ
遠い昔、心理学を教えてくれた先生が私に言いました。
決断するということは、決めて断つ、ということ。
言い換えれば、選ばなかった方を捨てること。
その表現は、当時の私の心に染み入りました。
私が決めて断ったこと
今日で私が人の心に関わることで収入を得てからまる20年が経ちました。
始めた頃は「カウンセリングを受けるのは精神的な病気の人」という偏見があり、
ここにきていることは誰にも知られたくないという人もいる時代でした。
そんな時期から始めて今日までやってこれたのは、
私があることを決めて断ったからだと思います。
あることとは、お給料をもらう仕事です。
起業あるあるかもしれませんが、
やりたい仕事で生活ができるまで、二足の草鞋を履くということです。
頭では、やりたい仕事で一定収入を得るまで補助的にお勤めをするのだっと思っているのですが、
その気持ち、だんだん変わってくるのです。
私の場合は、派遣の仕事をやりました。
派遣だけど達成すべき数値目標があり、成績順位も発表されるのでそれなりに頑張りましたが、、、褒められても、まったく嬉しくなんてなかったです。
自分の時間がすり減っているような感覚と、こんなことで褒められて何になるんだというやさぐれた気持ちがありました。
でも、確実にお金にはなるんです。自分のやりたい仕事の何倍も簡単に、決まった日に自動的にお金が口座に入ってきます。
そんな生活をしていると、もうこれでいいんじゃないかと思うようになりました。
セラピーで収入を得るより、派遣の方がよっぽど楽じゃないかと思うようになっていました。
セラピーの勉強なんてしなければ、このお金、もっと残っていくよな~と思うようになりました。
目が覚めた言葉
そんな私が派遣の仕事をやめ、何が何でもやりたいことを本業にしようと決断できたきっかけは、
当時オーラソーマを習っていた先生から言われた、
『本来の目的、見失っていませんか?』という言葉でした。
言われた瞬間気づきましたが、やりたい熱、小さく小さくなっていました。
諦めるのではなく、勝手にやりたいウエイトが小さくなっていたのです。自分でも気づかないうちに。。。
あともう一言、『ハートが傷ついていることに気が付いていますか?』とも。
これも心に響いた言葉でした。
ちなみに、ハートが傷ついていると言うこの先生は普段こんなこともよく仰っていました。
『心を傷つけられたという人がいますが、心はそんなことで傷つきません。傷ついたのは自分のエゴが傷ついただけ。ハートはもっと大きいものなので、そんなことでは傷つかないものです』
決めたから動き出した
自分の心に気づいてからすぐに派遣やめます宣言をし、引き留められても1ミリも心動かず決まってやってくるありがたい収入を切り、
ほどなくして、流れが変わって今に至ります。
私がしたことは『決めた』だけ。
この時、決めたら動き出すという感覚を味わいました。
断たなくても良い場合もたくさん
さんざん決めて断つことのメリットを書きましたが、二足の草鞋がダメなわけではありません。
私の場合は、根性もなく努力家でもないので、楽な方に流れていきがちで二足の草鞋は向かなかっただけです。
欲しいものはひとつでもふたつでも手にしていいと思います。
仕事でも、今はダブルワーク、トリプルワークが当たり前の時代です。
私の今日の話は昔話のひとつです。
ただ、やりたいことを忘れないことは大事だと思います。
また新たなスタートを
コロナの影響で世の中が大きく変わったと思います。
今までのように10年先を想像するのは難しいのですが、日々自分の心の反応に耳を傾け、過去を振り返った時『幸せだったなぁ~』と思えるように過ごしていきたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
そんな21年目の私は、たまたまですが4月21日から新講座を始めます。しかもオンラインレッスン。
コロナがなければオンラインレッスンなんて考えもしませんでした。
距離を超えて、ご一緒できることを楽しみにしております↓