今日は感情移入について。
特に涙。
私は高校生くらいでしょうか、、、
周りが泣いているのに自分は全然悲しくないという場面が結構ありました。
卒業式とか、グループで活動した大会に優勝したとか、
みんな号泣なのに、気まずく1ミリの涙もにじまない時が結構ちらほら。
仲良しの友達も結構そんな感じで、
一緒にただ下を向いて胸いっぱいオーラを演出していた想い出があります。
この前見に行った映画も、全然泣くところはなかったけど、
ふと考えると、私も結構泣いた映画があることを思い出しました。
振り返ってみると、あれれ・・・感情移入してるやんっと発見。
現に、今年のGWあたりも、復讐劇に没頭して、最後に主人公が死ぬとわかってからは食欲が著しく減少し、
このひと月はごはんも手抜きの嵐なくらい感情移入してました。
社会復帰できたきっかけは、そのドラマのメイキング映像で、『あ、彼死んでないやん』とか『あ、笑ってる・・・』て場面を見たからです。
あれを見てないと、、、今でも私は食欲なしのままだったかもしれません。
で、私の感情移入するポイント。
わかりました。
それは、主人公が好き!っていう時に感情移入するみたいです。
小学生の頃に見て大泣きしたのはイタリア映画の『ひまわり』とフランス映画の『シェルブールの雨傘』
これは両方恋愛ものだけど主人公の3人が好き。
あとは、恋愛も絡んでくるマフィア映画も好きで、
これまた小学生の時に見た『ゴットファザー』
この映画は未だに3部作一挙放送とか聞くと見ちゃいます(17日からもどっかの局で放送あります!)
あとは『ワンスアポンアタイムインアメリカ』とか『アンタッチャブル』
この二つはアメリカに禁酒法があった時代の映画でアルカポネとか出てくるあたり。
これは人が死んだり、仲間の裏切りがあったりするときに涙。
他は15年くらい前かなぁ。韓国映画で死刑囚の話。あれはもう号泣。悲しすぎてこれまた食欲減退。
こうしてみても、結局、全部主人公が好きが共通点。
他にもあるけど、一番顕著な例は、
世界が感動!号泣!タオル必要!みたいなことを言うものにすこぶる反応が悪い私。
泣いてやらないぞ!と思って見に行くわけじゃなく、
感動しに行くんだけど、決まってガッカリして帰ることになる。
例えば、「アナ雪」も、ありのままでって当たり前やんと思ったし、
「永遠の0」も、戦争って悲しいもんだしって思い(同じ戦争映画でも昔の二百三高地とか、動乱とか連合艦隊は大泣き済み)
映画とは離れるけど、皇居の勤労奉仕に参加した時も、、、動機は
人は人を見ただけで泣けるのか、を検証したくて行きました。
天皇陛下にはまぶしいほどのオーラがあるのかってのも確認したくて行ったけど、、、
周囲の涙に隠れてやっぱり私は泣けませんでした。
皇居での万歳三唱も、したくなくても勝手に手が動くって聞いて私もそんな体験したい!っと喜んで行ったけど、
手をあげる気満々で行ったけど、
期待に反して私の手は全く動かず、万歳しないと怒られるからって思ってしぶしぶでした。
むか~し、霊感がすごいと噂の人に見てもらったときに言われた、
『山下さんはあまのじゃく』って言葉がやっぱり当たっているのかもしれません。
でも~今朝も、、、涙は出ないけど、『やめて、死なないで!』と思いながら見て、半日苦しくなった映画があります。
12時間経った今も、彼がかわいそう。。。とココロが痛いです。
内容は、原発事故の話で、一人の一作業員が国のために犠牲になる話です。
この話、昔、草彅剛さんが主演の「日本沈没」にラストが似ていますが、
あれば柴咲コウさんが好きだったのかなぁ、映画館でこっそり泣きました。
自己犠牲ものが結構好きかも。
文芸作品も好き。春琴抄とか絶唱・・・単に、三浦友和好きなだけじゃなくって、身分違いの恋とかが好き。
あ、でもあれも泣いた!
渡辺淳一さん原作の『愛の流刑地』
あれ何で泣いたんだろ?
ちなみに、「失楽園」では泣いていない。
でも、、、
ここまでどうでもいいことを書き連ねましたが、、、
もっとも人から『なんでこれで泣くの??』って不思議がられるのが『正倉院展』
これ、涙は流さないけど、結構ウルウルきちゃいます。毎回毎回。(救急車のサイレンとご出棺のクラクションは赤の他人でもうるうる)
ポイントは、『食べるものもろくにないだろう時代に、あんな素晴らしい工芸品を作って大切にしていたこと』
だって、引き出しとか、お香立てとか、あればいいやんって思ってもいい時代なのに、
すっごい細やかな細工の芸術品を作ること。作る気持ち。愛する気持ち。
ミニマリストには絶対わからないだろうあの心の余裕と物へのリスペクト。
もう素晴らしすぎ。
って感じで、もうこんなに話があちこち飛ぶと、
今や何が言いたかったのかわかりませんし、
私も感情移入できるもんって言い訳?みたいになってんのかなって思う気持ちもなきにしもですが、
とにかく、映画や美術品は好き♪
生きていくのに必要じゃないって思われがちだけど、
私は絶対に必要だと思う。
人って、心が動く瞬間、何かを愛でる瞬間、すっごく脳に栄養が届いていると思うのです。
お前が言うなって言われそうですが、
心が動く体験、たくさんしていきたいと思います。
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