最近私の周りで定年退職という言葉が聞かれるようになりました。
来年定年する先輩、すでに定年されたご主人を持つ先輩。
いずれも同年代で定年はまだですが、私のイメージでかなりのおじさんがする定年は気づけば身近なものになっていました。
来年定年の先輩に、今後どうするのかを聞くと、
今は忙しくて先を考える時間なんてないとのこと。。。
でも、退職金は思いのほか少なくて、働かずに暮らすのは難しそう。
そんな来年で終わる仕事に没頭せず先を考えたらいいのにというと、過労死寸前の私に難しいことを言うなと言われちゃいました。
あと、もう一人の先輩は、持ち家で両親と同居されていたので、家賃は要らないし、親の年金もあるしと余裕の様子でしたが定年前に両親が立て続けに亡くなったことであてにしていた年金もなくなり焦っていたのを覚えています。
寿命が延びたことで、定年したらもう働かずに家にいる、というスタイルは変わりつつあるようです。
役職定年だけで引き続き会社に残られる方、子会社に行かれる方など引き続き働かれる方も多いです。
が、女性はというと、定年で終わり、というパターンが多いようです。
年齢は60か65歳が多いようですが、もし人生が100年あるとすれば、
残りの40年、どんな風に過ごされるか、皆さん決めておられるのでしょうか?
40年働かずに食べていくほどの退職金がもらえるのでしょうか?
私の知っている定年退職をした男性は『タクシーの運転手でもする』と言ってましたが、この人にそんなことできるのかなって疑問がありました。
まず偉そうだし、道知らないし、運転も下手。。。
そんな人が自分の息子くらいのひとに『●●駅いけ』とか言われたらきっとムッとしてMKタクシーさんのような振る舞いは絶対にできないと思うのです。
人って、そんなに簡単に順応できる時ばかりではないと思うので。
話は戻って、定年後の未来って、どのくらいの人が考えているのでしょうか?
私は自分で仕事をしているので誰かに決められる終わりがないところが良いところですが、反面、起業した時からずっと先を考え続ける必要がありました。
寿命が延びたことでいろんなことが変わってくるのでしょうね。
そういえば、昭和のドラマのワンシーンに43歳の母親を一人にできないと20歳前後の子供たちが話している場面がありました。
43歳で、今の80歳前後あたりの扱いを受けていたということです。
昭和の人気漫画『サザエさん』でもおじいさん感満載の波平さんが54歳の設定で、この時代の寿命は男性が65歳だったとのことです。
今日を生きる連続が、あっという間に何十年になるんでしょうね。
ある人の言葉を思い出しました。
人生には自分が思うようにならないことがたくさんあります。
でも、自分が思わないと何も始まりません。
ぜひ、自由に自分の人生を思い描いてみてくださいね。