最近では言うのもちょっと気恥ずかしい「引き寄せの法則」
書店には「引き寄せ」「願望達成」の本があふれ、いまや多くの人が知っている願いを叶える方法
どの本を読んでも、たいてい同じことが書いています。例えばこんな風に↓
・イメージしましょう
・すでに願いがかなった状態で過ごしましょう
私も、ブログにこのようなことを書いているし、自分の作った脳活プログラムにもふんだんに入れています。
でも、ブログを読んでくれただけでは願いはあまり叶いません。
本も一緒。
書店に並ぶ多くの本から厳選しお気に入りの一冊を購入するものの、いったい、どれだけの人がその1冊を熟読し、書かれていることを実践しているのか?
私の推測では、熟読した人は少なく、全部を実践した人となるともっと少なくなるのが現実に思えます。
大抵は、さらっと目を通し、だいたいこういうことかと理解し、実践もそこそこで、現状が変わらないことに焦り、この本ではダメだと新しい本を探して購入。今度は、この本に書いていることをやっているのに結果がでないと嘆き、また次の本を探しに行く。で、結果、情報と知識ばかりが増え、ならば!っと、セミナーに行っては講師の話に「それは知っています」とさらりと言う。が、実践していますか?と聞くと、答えはNO
知ってるだけじゃ変わらない
料理本を百万回読んでも行動しないと目の前に料理は出てこない。
変わりたければ、行動するしかないんです。
もちろん、ベッドの中でイメージするのも行動のひとつです。
カラダを動かすだけが行動ではありません。
先日、ELT脳活プログラム(脳力を最大限使えるライフスタイルを実践するメソッド)を受講してくださっている方のファッションスタイリングに同行しました。
ファッションスタイリングは私にとって「幸せな人が絶対やっている脳活レシピ」の要素のひとつに入っています。担当は長年お付き合い頂いているMIHOさん
ここでは、単に自分に似合う服をパーソナルファッションスタイリストさんに選んでもらうことが目的でなく、「望む未来を手にした時」自分が着ているだろう服を選んで頂くのです。
なので、現在は一般事務職の会社員であっても、将来は大きなビジネスを展開している社長になりたいのであれば、社長として生きている自分が着ている服を選んでもらうのです。
もしかすると、いや、たいていの場合、理想の自分が着ている服と、今の自分が着ている服は大幅に違います。
だから、こんな発言や葛藤が生まれます。
「今、着ていくところがない・・・」
当然の答えでしょう。
だって今は、もしかしたら制服を着ている会社員なのだから。
もしかしたら、車通勤なのでジャージで出勤、会社に着いたら作業着に着替える、だから私服なんていりませんって方かもしれません。
それでも、手にしたい未来の自分がスーツを着て商談にバンバン出ていく人なのであれば、今からその服を着て日常を過ごすことがとても大事な行動になるんです。
そんなことを事前のレッスンで受けて頂いていても、いざ、多数の服が並ぶお店に行き、「さぁ、これが未来のあなたが着ている服です。試着してみましょう」と言うと、「はい、よろこんで!」という元気が売りの居酒屋さん的な勢いがある方はおられません。
多くの反応が
え・・・これ着るんですか??
着ていくところがありません。
会社にスーツではいきません。
これは彼の好みではありません。
いやいやいや。欲しい未来は先取りするって言いましたよね。欲しい状態が手に入ったかのように過ごすって言いましたよね。将来のあなたはこんな服を着て生活しているんですよね。
ってな話になりがちです。
それだけ、日常生活にどっぷりつかりながら、
まだ見ぬ未来、
多くの人が無理だろうという未来、
自分も心のどこかで無理なんじゃないか思う未来、
特別な人だけが手にしていると思ってしまう未来に、
意識を向け、それを実践するって、本当に難しく、エネルギーを必要とする行為なんです。
こんな風に言う私も完璧ではありません。
先日、こんな失敗をしました。
すっぴんでボサボサ頭、帽子とサングラスとマスクで顔を隠し、服はダメージのデニムとキャンバス生地のサンダル。車移動なことを理由に財布と携帯だけ手にもって近所に買い物に行ってました。
すると、1本の電話がぷるぷると。
ふと見ると以前あるイベントで知り合ったお方から。話の内容は、私が前に「あの人に会いたい!」っと言っていた人が今大阪に来ていて、私の話をしたらぜひ会いたいと言ってるからとの有難いお誘いでした。
ただ、その方は新幹線に乗る前の1時間だけがフリーとのこと。私のいた場所から新大阪までは車で15分。十分間に合うのに、私のヒッピーみたいな恰好ではお目にかかることができない人でした。。。
私は泣く泣く断念。今日は無理ですと電話を切り、深く反省するはめに。
もし、私が、エブリディ、その人に会えるチャンスがいつかは来ると思っていたら、いつその機会に恵まれても良いように準備をしておくと思います。でも、どこかで、会えるわけないとか、接点がないとか、普通ムリなど思っていると、そのための準備なんてしないもんです。
自分の考えうる小さな意識の中には、会いたい人に会えるという気持ちより、「どうせムリ」という気持ちの方が根付く考え方をしてきたからです。「引き寄せの法則」なんて、たかだかここ10年くらいの間に聞いたくらいで、自然に身につけるほど身近なものではない方が多いからです。
話は戻って、未来の自分が着ている服を現在の自分が着るということですが、
以前、専業主婦の方で、全国を講演して歩きたいという希望を持って来てくださったことがありました。
当時のご本人は目立ったスキルもなく、売る商品もお持ちではありませんでした。
ただ、シャネルスーツを着て全国に講演旅行に行きたいというお気持ちだけはたくさんお持ちでした。
この時点で、多くの方は「ムリ」という烙印を押すか、「バカなことを」と笑うか、そんな夢みたいなこと言わず地道に生きろと説得するのではないでしょうか?
しかし、潜在意識の法則を使えば、「ムリ」はなく、「イメージすればいい」のです。
イメージすると言っても、多くの方が日常でそんな夢想する時間を頻繁に取るのはむつかしいので、私は近道として「まずはシャネルスーツを買ってください」と言いました。シャネルのスーツが予算オーバーなら、ブランドはシャネルじゃなくてもいい、自分がシャネルのテイストだと思えるもので予算内の服を探してくださいとお願いしました。
その方は、まだ引き寄せの法則なんて流行っていなかった時なのにすぐに実践してくださり・・・あっという間に全国を講演する方になりました。講演する内容は、その時は思いもつかないものでしたが、偶然が重なりその道を開かれました。
まさに、服装が未来を引き寄せた良い例だと思います。
服って、選ぶときに、袖を通すときに、私たちが思う以上に、自分の心が、自分の意識が、にじみ出るものなんです。
私が色彩心理を使ったセミナーに呼ばれる時、初めて会う方ばかりですが、服装の色でその方のお気持ちや性格傾向をお話することがあります。
すると、その場にいる方の全員が、「当たってる!」と大盛り上がり。そんなことないと否定されて終わるセミナーはありません。
それだけ、色だけでも気持ちが出る服装です。
未来に影響しないわけはありません。
ファッションスタイリングをお願いしているMIHOさんのお話でも興味深いお話がありました。
コンテストに出るための服選び。決定後は、コンテストまで、おうちでもその服を着て頂くそうです。そうしないと、コンテスト本番、その服が自分のものになっておらず浮いてしまうから、というようなお話をしてくださいました。
身に着けて、服のエネルギーと自分を合わせるのだと思います。
服にはエネルギーが充満しているのです。
服は気持ちを左右する力があるんです。
私もヒッピーみたいな恰好の時と、スーツを着ている時、全然気持ちが違います。
自分をどんな風に呼ばれるかで反応が変わる場合と似ているかも。
「先生」と呼ばれる時と、「姐さん」と呼ばれる時、気持ちも反応も変わります。もちろん、無意識レベルです。
悩みごとを聞いても、「先生」と呼ぶ相手には、「あなたはどちらの道に行きたいですか?」と聞きますが、「姐さん」と呼ぶ相手には、「絶対こっち!」とか「自分が好きな方に行けば」など言ってしまいます。どちらも真摯な発言ですが。
てな感じで、未来の自分と今の自分の歩調を合わせて頂くことが目的のファッションスタイリングレッスン。
先日は1日にお二人でしたが、すっごいエネルギーを使いました。
私が当日していることは、MIHOさんが主導で進行してくださるスタイリングの同行。最初のMIHOさんと受講生の方との未来についての会話に耳を傾けながら当日のスタイリングが未来につながるように伝えられているかの確認、お店巡りの間にご本人に起こる反応のチェック、および違和感の解消。意識が現実に何度も戻っていく過程でいかに未来思考になって頂くかのご案内などなど。客観的にみるとお二人のお買い物について歩く金魚の●●みたいですが、脳のアンテナ最大で終わってからいつもは食べないケーキに駆け込み、帰宅の2時間後、この夜更かしDNAがある私が20時に入眠。次に起きたのが翌朝の7時という快挙でした(汗)
スタイリングは「服」という物質が目の前にあるので気持ちがダイレクトにあらわれます。それゆへ日程を決めるタイミングも大事です。
心がオープンになってから挑まなければならない場合と、心をオープンにするため、未来へ後押しするために受けて頂く場合の2パターンあります。
それだけ、心って繊細で微細で、反応も大きく、ちょろっと本を読んだだけでは、人生を大きく変えるって難しいと思うのです。
欲しい未来を引き寄せるポイントはかなり絞られていて、やりゃいいんですが、習慣化した心と行動を変えるには、やっぱり一人では難しい作業です。
今まで何十年か当たり前にしてきたことを変えるんですから当然かもしれません。
もし、あなたが未来を変えたいと思うなら、まず、毎日着る服から変えてみてはいかがでしょうか?
勝負服という言葉があるように、あなたを未来に連れて行ってくれる服は必ずあります。
その時は未来をイメージして選ぶことを忘れずに。
未来のイメージの仕方がわからない、欲しい未来がはっきりしないという方も、方法はあるのでお手伝いさせて頂きますね。
右端、もうすぐ始動されるあやこさんとパーソナルスタイリストのMIHOさん、マッチ棒みたいなのが私です。
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