こちらELT脳活プログラムをご受講頂いているあやこさん。プログラムには健康から得る幸せを高めるための食事レッスンがあり、実際に体調に合わせた食事を召し上がって頂きます。
こちらがあやこさんの養生したい臓腑を元気にする食事↓
このレッスンでは、事前に体質チェックシートなどにご記入頂き、薬膳アドバイスシートをお渡し。その後、食事レッスンの際にサンプルとして食べてほしい食材を使ったランチを作ります。
全員が異なる体調で、養生したいポイントも違います。さらに養生ポイントが同じでも、食べ物の嗜好や料理ができる範囲、ご家族との兼ね合いなどを考慮しているので、作る料理が全く変わってきます。
料理なんてしたくない!という方に凝ったものを勧めても実践してくれませんし、持病のための食事制限があることもあり、自分には必要でも家族が食べないものは作らないという方もあり、これだけの品数ですがいろんなことを考える頭の体操になる時間です。
この日は、お写真のあやこさんから、質問を頂きました。
「なぜ、実際に料理を作らなくてもレッスンはできるのに作るんですか?」と。
確かに、その質問の意図はわかります。事前に体調の分析やお勧め食材、調理法を詳しく書いた薬膳アドバイスシートをお渡ししてるので、読んでもらえばできるはずですから。
ただ、体験があるとないでは、腑に落ちる感が全く違うと思うのです。
黒いもの食べてね。魚介類食べてね。っといわれても、まぁ、2、3日考えるでしょうが、その記憶もどこまで継続できるかわかりません。
それよりも、実際に召し上がって頂き、食べながらその他のバリエーションなどお話する方が五感から吸収でき、脳が覚えてくれると思うからです。
このことは、以前、私が佐藤富雄先生のドクターズカウンセラーという講座を受けていた時に感じたのです。
ドクターズカウンセラーという講座は主に心身の健康をサポートし、寿命でなく健康寿命をのばすための講座で、解剖生理学から最新のスローエイジングの知識、カウンセリング概論を学ぶ講座なこともあり医師や薬剤師の方もちらほらおられました。
それはもう、挫折しそうになるほどの膨大な情報量でしたが、1コマ、体育のような授業がありました。その時はジャージ持参で、熱海の海岸を走ったり歩いたりするのです。「ジャージを着て、熱海の海岸で体操をする」貴重な経験をさせて頂きました(苦笑)
お蔭で、その時にならった運動は体が覚えており、その時の場面、受講生の方との会話、熱海の日差し、風、海岸から見える景色、めったにやってなかった運動をした体の感覚などなど、今書いている以上にいろんなことを一瞬で体験、吸収した感覚があり、8年程たった今でも時々思い出すのです。
やはり、知識や情報は体験があってのことだと思います。
知識を人に伝えるときも、教科書で読んだだけの知識を伝えるのと、自分が体験したことを通して伝えるのでは雲泥の差があります。
同じように、食べるという五感全部を使うことを体験してくださることで、日々の食生活に変化をもたらしてくれると思うからです。
何も私と同じものを作ってほしいと思っているわけではありません。
自分で考えるきっかけになればいいと思っています。
食べるという人間の基本的な行動から、より幸せな人生を歩いて頂くきっかけができると嬉しいなと思います。
さぁ、今から苦手なレシピを書かねば!
ELT脳活プログラムの一部はこちらからご体験頂けます↓体験だけでも気づきは多いと思いますのでお申込みくださいませ。