ガレットに続くフランス話。
20代の私は何事も失敗するのが嫌で、石橋をたたいて渡る性格でした。
いや、正確に言えば、石橋をたたいて、たたいて、たたいて、たたき割って、最後は隣のつり橋を渡るということをしていました。
具体的には、何かを決めるとき、まず情報を収集し、次に信頼できる友達、先輩に相談したおし、占いにも行き、結果、それらの情報を全無視してまったく段取りになかった行動するというパターンです。
これに気づいてからは、ほとんどのことを直感で決めるようになりました。
そして、先日も直感に従い、引き寄せられるままにフランス語学校が主催するフランス人の先生によるフランス料理教室に参加しました。
が、最初からびっくり。
レッスンの最初の自己紹介。全員がフランス語で。
真ん中くらいにいた私はびっくり。
最初は、特別イキッタ人がフランス語で自己紹介しているのかと思いきや、次々にフランス語で自己紹介。
少人数だからGoogle翻訳なども使う時間なく、普通に日本語で名前だけ言う私。しかもなぜだかカタコト。この間がなんともバカっぽく、もう「間」が「魔」でしかない空気に包まれる。
レッスンが始まってからは、そんな席で積極的に人に話しかけるタイプでもないのに、初めて参加したという人を捕まえては「フランス語話せます?」と探りを入れるも、全員がこんな答えでさらに驚く。
「いえいえ、フランス語は全然話せないんです。大学が仏文科なだけなんで。」
「いえいえ、フランス語は話せないんです。1年留学していただけなんで。」
「喋れません、しゃべれません!学校通って2年目なんで。」
こんな答えばかりで、リサーチするも自分と同類は発見できず。
後に、フランス語が話せる友達にこの話をすると、なるほどの答えが返ってきた。
「フランス語学校が主催する、フランス人によるフランス料理教室」という時点で、フランス語が話せない人はいかないだろうと。
なるほどなるほど。しかし・・・私には反論がある。
「だって、先生、テレビで日本語話していたもん。」
とまあ、なりゆきはどうであれ、料理を習うことで、多少の単語は覚えられた。料理って、何回も同じ表現が出てくるから。(混ぜてとか、焼いてとか、切ってとか)
食材の名前も覚えられた。もらったレシピもフランス語だから作りたくなったらフランス語の辞書を買うだろう。
次回行くことになったら、自己紹介の仕方くらいは勉強していくだろう。
結果、何もしないよりも、確実にフランス語の世界には入って行ける。
次回開催の日程も決まっている。手帳にちょっとだけ丸をつけ、予定を入れないようにしている自分がいる。でも、勢いがなく申し込みをしていない。
そろそろ申し込み期限が終わる頃。
なのに、それも調べず申し込んでいない自分がいる。
そう、参加を迷っているのだ。。。(迷っている理由はフランス語だけじゃないけど)
と言いつつ、行こうとしている自分がいる。
行くと、行かないよりも絶対にフランス語は覚えられる。
う・・・人は知らない方が進めることがある。情報過多で動かない人は山ほどいる。資格が取れたら、お金ができたら、時間ができたら、このレベルになったら・・・という動かない理由を散々聞いてきて、もったいないと思う私がここで「行かない」を選択する理由がない。
やっぱり、行こう。料理教室でなく、フランス語を学ぶ場として!
皆様、情報より直感を信じましょう。
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