片づけしていたら出てきました↑
小学校2年生の時に買ってもらた水彩絵の具。
真っ新でしょう。
ほぼ使った形跡がない。
なんで??と思ったら思い出しました。
事件なんてタイトルをつけるのは大げさなんですが、私には事件レベルの発見なんです。
理由は、半世紀生きた今も、この30色入りの水彩絵の具が私の性格を大きく決めたとわかったからです。
しかも、「その性格」は、私が仕事をしていく上ではすこぶる邪魔、と言ってよい部分を作り、人を見る目や好き嫌いに大きく関係しているとわかったからです。
私は幼稚園に行く前から「色」がとっても好きでした。
母曰く、私の夜泣きを納めるには遠くのパチンコ屋さんまで行ってお店のネオンを見せるしかなかったと言うくらい、もう生まれてすぐくらいから色が大好きでした。
セラピーなんて仕事にならない時代に、カラーセラピストを志したのも、生きてても意味がないと思う気持ちを前向きにしてくれたのも色(オーラソーマ)でした。
小学生になったとき、最初にかった絵具を使い切り、新しいものを買ってもらう日のことです。
お店に行くと、6色や12色がならぶ奥に、もうパッケージから他のメーカーとは違うテイストを放つ「ギターペイント」の絵具をみつけました。
見て見ると、初めて見る30色!
しかも、初めて見る「きんいろ」が「ぎんいろ」が入っています!
もう目が釘付け。
子供から見てもちょっと高すぎる値段でしたが、母は買ってくれました。
嬉しい気持ちいっぱいで学校にもっていくと、自分の想定外に私の30色絵具が話題になりました。
私は一人っ子で兄弟がいないので、人と比べるという価値観がなく、言い換えれば、ボーっとしているところがあり、「人より良いものを持って自慢したい」みたいな気持ちは全くありませんでした。
ただ、自分が欲しいだけ。
なのに・・・学校では、羨望の的になり、貸してくれという声が勃発、「貸す」のはいやな私が断ると(人のモノも欲しくない代わりに自分のモノもあげたくない性格)一瞬にして批難の声が・・・で、騒ぎに気付いた先生がやってきて事情をリサーチ。
一通り聞いた先生は私の顔見て言いました。
「きんいろやぎんいろはどの色を混ぜてもできない色です。だからそれを持っているあなたはズルイことになります。そして、欲しくてもたくさんの色の絵具が買えない人はあなたの30色を見るたびにイヤな気持ちになります。だから、この絵具は学校に持ってこないでください。」
私は、びっくりしました。
先生にかばってもらえると思っていたのに、「あなたはずるい」と言われたのです。
みせびらかしてやろう~と思っていたら「ずるい」と言われても平気だったと思うのですが、2年生の私はただただ「たくさんの色がある絵具」を嬉しくて持っていただけなのに。(わ、思い出して悲しくなってきた!)
もとい。
その日は図工で、絵具を使う日だったのに、私はその絵の具はカバンにしまってと言われ、今日はこれを使ってと先生のこぎたない絵具を渡されました。
あの日の悲しみ。。。かなりショックだったのを思い出しました。
さらに、話は続きます。
家に帰って、母に新しい色数の少ない絵具を買って欲しいと言わないとけないのです。
買ったばかりの絵具、どうしてまた買うのか母は聞きました。
詳しくは思い出せませんが、私が学校での話をした記憶と、それを聞いた母の理不尽そうな顔と、その日のうちにこの前と同じ店で色数の少ない絵具を買ってもらった記憶だけがあります。
この私にとっての絵具事件で私が学んでしまったことは、
「自分が持っているものを人に見せてはいけない」
「人がうらやましがるようなことはしてはいけない」
「何かを持っていることは人に言ってはいけない」
「人より優れてはいけない」
という考え方と、
「高価な絵具を買ってもらったのに使わなかった」
「二回も絵具を買ってもらった」
という母に対する罪悪感でした。
母は、30色の絵具は家で使えばいいじゃないかと言ってくれましたが、私はこの絵具を見ると辛くなりどこかにしまい込みました。
そのくらい、図工の時間、大騒ぎになったのです。
今なら、今の私なら、複数の人に言われても、教師になって初めての先生に言われても、きっと軽く論破したと思いますが、当時の私はとってもおとなしくて、ガラスのハートだったのでただただ傷つくだけでした。
この小学2年生の1日の想い出が、今の私に大きく影響していました。
例えば、私は自分のしたこと(実績)などを人に言うのが嫌いです。
以前、一連の職歴や経験を伝えてプロの方にプロフィールを作ってもらう依頼をしたとき、完成したものに私が「ここは消して」と言いまくるので若干切れ気味に言われました。
「そんなに業績を削ったら何も書くことがなくなって、普通の人になりますよ!」
「普通の人に仕事の依頼をしたいと思う人なんていませんよ!」
「脚色しているわけではなく、本当のことなんだから書いていいじゃないですか」と言われ、いや、ご立腹がコワくて、ありがたくそのプロフィールを使うことにしたのですが、、、
何せ、私にはこの絵具事件が染みついているので、結構な費用をかけてつくってもらったプロフィールは2回ほど使っただけですぐ自分で書いたショボショボなプロフィールに差し替えました。
仕事にしてもそうです。
クライアントの方のビフォーアフター、プログラムを受講してくださった方の体験者の声。
「受けて良かったです!」
「このプログラムのおかげで」
「こんなことが得られました!」
「スゴイです!」
などなど書いてくださったことを出すのは、なんだかこの30色の絵具を持っていると人に言うような気がしてためらう部分があるのです。(時間と労力を使って書いてくださる方になんと申し訳ない!)
だから、仕事で何をやっているかは言えても、どんな結果を得てもらったかが書きにくいのです。
人は、「どんな結果が得られるか」が大事なのに、肝心のその部分が言えないのです。
それと、個人主義なところが影響しているのか、プロ意識が曲がっているのか、、、
「ゆりさんのおかげで・・・」などと言われると、
「私のおかげじゃありません。あなたが私を選んでくださり、頑張ってくださったので、すべてはあなたご自身の頑張りです。私はお金を頂いているので当然のことをしただけですからお礼を言って頂くことはなにも・・・」と言ってしまいます。
はい、「受け取らない」私の悪いクセです。(最近は自分で矯正中ですが)
このことは、自分の打ち出し方で終わらず、自分の業績を声高に言う人が苦手、という人の好き嫌いにも影響しています。
毎日Facebookで流れるコマーシャルのキャッチにあるような
「年収が◎ケタになりました!」
「全国から殺到!」
「●●さんのおかげと感謝のメールが日々◎◎通」
「先生を選んでよかったの声続出」
などを書いている人を見ると別の惑星の人に見えたりするのです。いけませんよね。わかっちゃいるんですが。
こんな風に、幼少期の何気ない一言、たわいもない出来事が、自分の今を制限していることがあります。
私の受け取りベタも、こんな仕事をしているので改善するべきはわかっており、只今もなお矯正いや育て直ししているところです。
今まではNLP(神経言語プグラム)で困った出来事を解消し、望む結果を得てきましたが、
昨年からはTA(交流分析)を学び、子育てではなく、個育てをしています。
TAのおかげで、先月は気づいていなかったトラウマに気づくことができ、今月は解消もできたんですよ~
改めて、心って、無意識って、厄介だけど扱う価値あるよな~とこの仕事を選んだこと、続けてこれていることを幸せに感じます。
みなさんの中にも、私の30色絵具みたいな体験ってありませんか?
幼少期の出来事を振り返ることで、今が変わるってことありますから、ご興味あればやってみてくださいね。
もちろん、ご一緒に見つけることもできますので個人セッションにいらしてください。なんて(笑)
【ゆめ叶脳活MAP2020版】
【日程】
~2019年~
□12月10日(火)
□12月14日(土)
□12月22日(日)満席
~2020年~
□ 1月 5日(日)満席
□01月19日(日)
時間;10時30分~16時
定員:4名
料金:一般20,000円 ライン@読者様 18,000円 ELT受講生 15,000円 (別途消費税申し受けます)
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