今日は子供の頃の心の傷が、大人になってどんな風に出るのかを私の例を使って書いてみます。
きっと長文になります。「早く結論を出せ」と思う私みたいなタイプにはじれった文章だと思います。
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私はザ・誕生日祝い!という食事会をしてもらうのが苦手です。
キライ、というのではなく、気持ちがそわそわするんです。
一番いたたまれない感を味わうパターンは、ある時突然レストランの照明が消え、何かと思えば山のようにろうそくがささったケーキが自分の方に近づいてくるやつ。
後ろにはバンドが列をなし、他のお客さんがいるにも関わらず、バースディソングを歌われるやつ。
見ず知らずの隣のテーブルの方に拍手をしてもらい、その方たちの会話をしばし止めてしまう申し訳ないやつ。
その方たちが大事な話や、不幸があった後の方だったらどうしようと心配にもなるし、厨房の手を止めて申し訳ございませんっと平身低頭謝りたくなる。
自分サイドで言うと、人口密度ならぬろうそく密度いっぱいのケーキを前に私の少ない肺活量でローソクの火を吹き消す作業も苦手だ。一発で消えてくれないし、あの時の顔、絶対ブサイクだし。ま、コロナ禍以降はそんな暴挙はないだろうけど。
もちろん、おめでとうと言って頂くメッセージはとてもとても嬉しいけど、「食事会」をしてくださるのはいたたまれなくそわそわする。
私がこんなに祝われること、バースディケーキが苦手ってことの原因が、昨年の末にわかったのです!おそらく、40年ぶりくらいに解明されました。
ここからさらに長い。
昔々、私が小学生の頃。誕生日会というものが流行っておりました。
御多分に漏れず私も開催しており、当然のように友達に声を掛けました。
ちょうど5人くらいでしょうか、来てくれることになりました。
ところが、日も近づいたある日、招待メンバーのAちゃんとBちゃんがケンカをしました。
私は全く無関係でしたが、Aちゃんが、Bちゃんが来るならゆりちゃんの誕生日会には行かない!
と言い出しました。
私は、それならしょうがないな~と思ったのですが、Aちゃんはなんと、Bちゃんを断って自分を呼んでと言い出しました。
私はビックリ。小学生でしたが、一度誘った話を、やっぱり来ていらないとは言えません。
でもAちゃんは誕生日会に行きたいとの一点張り。困った私は母に相談しました。
すると母は、誘ってから来るなとは絶対に言えない。なので、誕生日会を2回しようと言い出しました。私、ビックリ。そんな人、私の周りにはいませんでしたから。
しかも、誕生日会を2回もするほど、うちはリッチではありませんし、さらには、母が買ってくれる誕生日ケーキは近所で有名なお高い店のケーキです。
ホールで苺がいっぱいのったザ・バースディケーキ。子供心にも「高いな」と思っていたくらいでした。
それを2回も買う!無理無理無理っと私は思いましたが、母は解決方法はそれしかないと着々と準備。
もちろん、用意はケーキだけでなく、他にもいろいろ必要です。
我が家にしたら、凄い出費だったと思います。
で、誕生日とその翌日に開催。
ただでさえ招待客も少ないのに、それを2回に分ける。
当然、大きなケーキは半分くらい残ります。
時間と共に型崩れしてくるケーキを前に、申し訳なさがどんどん増していきました。
さらには、友達が帰った後、残ったお高いケーキが三角コーナーへ。。。それを見た私は、準備してくれた母や、ケーキを作ったおじさんの顔が浮かび、ものすごく悲しくなりました。
その後、私は友達を呼んでの誕生日会を望まなくなりました。もうこりごりだったからです。
この誕生日の嫌な思い出を思い出したのは昨年末に参加した「下町ラケット」というワークショップの時でした。
この話を聞いた参加者のKさんは翌日ケーキを作って来てくれました。
この時はとっても驚きましたが、とても嬉しくいたたまれない感もありませんでした。
で、たまたま同じ誕生日だとわかったYさんと一緒に記念写真。
この時の私、自らカメラに向かっています。いつもの棒立ちでイヤそうな顔じゃなく、ちゃんとカメラに向かっています。
しかも初めて会ったに近いKさんにスキンシップ。いつもの私なら考えられません。
この日から、私は誰かと写真を撮ることが苦痛ではなくなりました。
今年、私が誰かと一緒に撮っている写真、笑っていると思います。
以上が、誕生日の思い出です。
結論を言うと、、、
私が誕生日を祝ってもらうのことがそわそわする、誕生日にありがちな記念撮影(みんなで写真を撮ること)が大の苦手である原因が
小さい頃の「誕生日会2回開催する編」での嫌な思い出が始まりとわかったのです。
そして、それがわかると、そわそわもイヤさもなくなりました。
まさに、心の傷が思わぬところに出る例です。
今年も祝ってもらいましたが、サプライズケーキはなかったし、そわそわもなかったです。(原因がわかっても、やはり他のお客様の目があるのでサプライズケーキとバンドが出てくるのは苦手です・・・笑)
ホント、人の心ってわからないこといっぱいですよね。
だから、私は今日からも人の心に関わる仕事をしていきます。
今日、お祝いメッセージをくださった皆様。本当にありがとうございます。
今まで食事会を開いてくださった皆様、喜び方が悪くてすみませんでした!感謝しております!
yamashita yuri 情報
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