好きなことを仕事にする
と聞くと、とっても素敵なことに聞こえるけど、
好きなことが明確な人がたくさんいるかというとそうでもない。
無数の岩の中からダイヤのように光り輝く石を見つけるくらいの困難を感じる人もいれば、
目の前に輝くダイヤがあるのに見えていない人もいる。
私もきっと見えていないことがたくさんあると思っている。
私がたまに見るテレビに『マツコの知らない世界』がある。
いろいろ勉強になることもあるけど、一番好きなところは、登場する素人さんの偏愛度合い。
一番驚いたのは「便器」のコレクターさんで、あふれる便器愛を語っていたことが印象にある。
特殊な世界で好きを見出し研究し、熱く語る姿は私には魅力的に見える。
最近聞いた話に興味深いのがあった。
ある業界で変わったジャンルを追求している人がいて、
同業者からは『何やってんだ?』といわれていたのだけれど
この度大手企業に見出され、結構立派な場でそれを披露する機会を与えられ、
それが成功したら世界に向けて発信するという話が決まったという例がある。
す、すごい。
やっぱり『好き』を追求するって思わぬ世界が待っているのだと実感する。
最初から『世界進出!』と目標を掲げなくても、
好きをコツコツ続けることで世界が向こうからやってきた。
ホント、やっぱり好きが大事だよな~と改めて思わせてくれる例だった。
そこで、私も改めて何が好きなのか?
考えてみることにした。
好きなことは結構あるし、好きなことはやっている方だけど、やっぱり出てきたのが
【書く】ということだった。
なのに、、、ここ何年かはブログもたまにしか書いていない。
以前は書きたいことがあふれていて、結構な時間を費やしていたのに、、、やめちゃった。
理由はいろいろあるんだろうけど、
ある人に言われた言葉でココロが折れて書く気がなくなったというのが主な答え。
その時の感情の流れはこんな感じ。おそらく、時間にして30秒くらいだろうけどこんな流れで受け取って行動が変わったのだと推察する。
①ガーンっと衝撃(ガーンは昭和の漫画風に頭に石がぶつかる感じ)
②そんな~~っと傷つき
③あ~~なるほどっと納得し
④そうですよね、おっしゃる通りですねとさらに納得し
⑤無駄なことやめようと折り合いをつけた
こんな感じです。
それからは「書く」ことが好きなんてあんまり思うことがなかった。
人って、簡単に自動的に自分の気持ちをすり替える特技があるんですよね。
けど『書く』がやっぱり好きなんだ!と思い出させてくれたのは、
ある方から『このテーマで書いて』というご依頼があったから。
といっても、仕事で書くわけではなく、全然趣味の領域で。
しかも、書いたらお金を払ってもらえるのではなく、
お金を払って書くのである(笑)
でも、書いてと言われたときにわくわくした。
どんな風に書こうって、いろいろ考えて楽しかった。
好きってこういうことだなって再確認。
でも、自分の講座の紹介とかを書くのはまったく苦手。
人の講座の紹介文を書くとめちゃくちゃ絶賛感謝される。
ココロにはいろんな癖があるんだなぁと実感。
好きなことが見当たらない人は、いつか好きなことが見つかるだろうと待たず、
どんどん『好き』が見つかるアプローチをしてほしい。
面倒に思うかもしれないけど、
決まった日常を繰り返す生活では、脳に新しいひらめきはやってこない。
とにかく質問。
自分に聞く。
アンテナを立てる。
自分のココロ、のぞくのは楽しいことだと思います。